液状化現象の可能性がある場所・対策とは!?液状化現象のメカニズム。
液状化現象のメカニズムや対策等についてまとめてみました。
液状化現象とは?
ゆるく堆積した砂の地盤に、強い地震動が加わると地層自体が液体状になる現象。
液状化の発生しやすい場所!
地下水位の高い、ゆるく堆積した砂地盤
埋立地・干拓地・河道を埋めた土地・砂丘、砂州の間の低地
人口の集中した平野部で起きやすい
比較的新しい土地(造成後間もない土地)
旧沼地
砂鉄や砂利の採掘地
液状化の状態とは?
砂の粒子が地下水の中に浮かんだ状態になり、水や砂を吹上げた状態。
液状化したらどうなるか?
比重の大きい(重い)ビル・マンション、橋梁は沈下する。
比重の小さい(軽い)マンホールや地下埋設管は浮力で浮上がる。
地層が側方に大きくずれて盛土の崩壊や地滑り、護岸のはらみや沈下が起きる。
液状化が終了したらどうなるか?
水が抜けると砂は締め固まって、元の状態かもう少し地盤が締まって支持力が回復する。
北海道地震による液状化の様子!
札幌市清田区里塚の妹の家から送られてきた動画。
— 大谷 香織 (@kaokko84) September 5, 2018
家も傾いたりひどい状況#地震#液状化#避難勧告#札幌地震#北海道地震#札幌#清田区 pic.twitter.com/DQa5t6LiXd
札幌 清田区 液状化現象で住宅被害https://t.co/0VJORynCuY
— NHKニュース (@nhk_news) September 6, 2018
#nhk_news #地震 #清田区 #震度7 #北海道 pic.twitter.com/4PAdd2IUiG
札幌市内で液状化現象か 専門家が分析
— NHKニュース (@nhk_news) September 6, 2018
札幌市清田区のようすhttps://t.co/QiAyH3IoNX
#nhk_news #地震 #液状化現象 #震度6強 pic.twitter.com/tRlGllBdvR
液状化対策!
事前に地盤調査を実施する。
地盤調査にはスウェーデン式サウンディング試験があります。
最近では液状化対策工法の特許技術を持っている施工会社の様々な工法等がありますので検討してみて下さい。
様々な工法例
引用元:ハイスピードコーポレーション株式会社様
引用元:株式会社グランテック様
また、国土交通省が提供する『NETIS 新技術情報提供システム』というサイトがありますのでご活用下さい。
これから土地を購入し、家を建てる計画がある方は参考にしてみて下さい。
把握するには国土地理院が作っている主題図のうち、土地条件図と言われるものです。
土地条件図は国土地理院のホームページから地理院図→ページ上部の情報タグ→主題図→土地条件図で閲覧することができます。どなたでも無料です。
まとめ
昔から『地震・カミナリ・火事・親父』という言葉があるように、とにかく地震は怖いです!!
まだ記憶に新しい『東日本大震災・平成28年熊本地震』
そして平成30年北海道地震。
地震は起こるべくして起こります。
人は到底敵いません。
できることは予防・準備・対策。
そして忘れないことです!!